あなたはいつも、布団に入ってからどれくらいで眠りにつきますか？

仕事で疲れているとすぐに眠ってしまうかもしれませんが、疲れていても眠りにつけず、翌朝目覚めが悪かったり、気分が優れなかったりしてしまうことがあります。ここでは、寝つきが悪くなる原因や、それに対する対策をご紹介しています。是非ご覧ください。

睡眠はなぜ大切なの？

睡眠には、起きている間の脳や体の疲労を回復する大切な役目があります。

仕事をして体を動かしていても、何もせずテレビを見ているだけでも、人間は生きるためにカロリーを消費しています。睡眠をすることで、疲労回復やストレス解消、病気の予防や記憶・学習したことの整理ができます。

また、成長ホルモンが多く分泌されるので、体の成長を促す役割も果たしています。
睡眠は、お子様が大きく成長するためにも大切ですし、大人になっても老化防止や脂肪燃焼などの効果があると言われています。

睡眠は、「時間」も「質」も大切です。
たくさん寝ていても、疲れが取れないときは、睡眠の「質」が悪いということになります。寝つきが悪い方は、起きた後に仕事や何かしらの予定がある時、睡眠時間を多く取れなくなってしまいます。

つまり、疲労回復やストレス解消が十分にできないということですね。

寝つきが悪くなる原因は？

寝つきが悪くなる原因は、日中どう過ごしているか、寝る場所はどのような環境かがポイントとなってきます。

【日中の行動】

・運動不足

・生活リズムの乱れ

【寝る前の行動】

・スマホやタブレットのブルーライトを浴びている

・コーヒーや炭酸飲料に含まれるカフェインを摂取

・タバコのニコチンを摂取

【寝る場所の環境】

・部屋が暑すぎるor寒すぎる

・明るい

他にも、風邪などの病気や薬の副作用、不眠症などの精神的な病気で寝つきが悪くなる可能性があります。

睡眠ホルモンである「メラトニン」は、眠るときに分泌される睡眠の要素です。部屋が真っ暗だと眠れないという方もいらっしゃいますが、反対に部屋が明るいと、メラトニンの分泌を妨げてしまいます。

あなたは、何か当てはまっていませんか？

どんな対策をすれば良い？

寝つきが悪い方は、「体質」だと諦めず、色々な対策を試してみるのがオススメです。
例えば、以下のようなものがあります。

◆ゆっくりと深呼吸
◆お湯につかる
◆温かい牛乳を飲む
◆部屋を暗めにし、メラトニンを分泌しやすくする
◆部屋を快適な湿度・温度にする
◆寝室の色を工夫する
◆静かな部屋にする

体を温め、リラックスさせるために、寝る前の1時間以内に入浴したり、温かい牛乳を飲むのが効果的です。また、ベットや布団、枕など、体がリラックスするものを使用しましょう。

寝る環境については、部屋の明るさや、温度や湿度などが大切です。人間にとって快適な湿度は50％～60％と言われています。空気清浄機や加湿器などを利用して、調節しましょう。

あなたにとって「落ち着く色」は何色でしょうか？例えばブルーやブラック、ブラウン、ベージュなどがあります。寝室の床や布団の色をその色にすることで、心を落ち着かせることができます。
反対に赤やピンクなどは「興奮」させる効果があるので避けるようにしましょう。

さいごに

「睡眠」の環境を整えるのは、大切だということを知っていただけたでしょうか？

寝つきの悪い方は、あなたにとって何がリラックスし、心を落ち着かせることができるのかを考え、体を温かくして布団に入ってみることをオススメします。もし、寝つきが悪いことで様々な体調不良が見られる方は、念のために病院へ行くこともオススメです。