自民党ちんたい議連って？

自由民主党賃貸住宅対策議員連盟という長い名前の連盟をご存知でしょうか。略して、自民党ちんたい議連と呼ばれています。この自民党ちんたい議連の決議が大きなニュースになりましたよね。

民泊の管理業者を登録制にして責任を持たせることが2017年から行われます。同時に民泊を旅館やホテルではなく住宅と定義することも決まりました。 また住宅の空き家などを活用するための決議も行われました。空き家を有効活用するのは良いことのように思えますよね。しかし、その活用方法が物議をかもしたのです。

現状の問題点

決議の内容は、空き家を宿泊場所として提供するというものでした。 テレビのニュースでよく報道されているように、中国人観光客の数が激増しています。その他の国からも日本への観光客は増えつつあります。日本が人気のある国になることは喜ばしいことですが、様々な弊害も起こっています。

その中でも特に顕著なのが、宿泊施設の不足です。外国人が泊まれないだけでなく、日本人が泊まる宿も確保できない有様なのです。そのため出張のビジネスマンや遠方の大学で受験を行う学生などは非常に困るようになっています。

メリットとデメリット

民泊新制度は、こういった問題を解決するのに役立つ素晴らしい制度であるといえるでしょう。日本人が宿を確保できない問題も解決できますし、外国人観光客の増加にも対応しやすくなります。
しかしその一方で、従来のように民泊を適切に管理できるかどうかという懸念点があるのも事実です。 当然ですが新たに取り組むことになるので、管理業者をはじめとした多くの業者が、民泊新制度について十分に学習
しなければなりません。また新しく民泊の対象となる建物だけでなく、既存のホテルや旅館にある空室の活用についても同時に検討していく必要があるでしょう。 また激増する外国人観光客問題を解消するのと同時に、

空き屋問題に対しても非常に効果があると考えられています。
近年の不況によって空き家が急増しています。空き家が増えると、近隣住民にとっては衛生面や防犯面において心配ごとが増えてます。

また街の景観を損なうことにもなるでしょう。そのため民泊として使用予定のない空き家を減らせるのは街や住民にとって、良いことであるといえます。しかしそれと同時に、マナーを守らない外国人観光客が増えることも懸念点として挙げられています。メリットとデメリットをどのように天秤にかけていくのかが難しいところですよね。