新築の家で新生活！リフォームをして綺麗な場所で新生活！
嬉しいはずなのに何か体の調子が良くない…。それは「シックハウス症候群」が原因かもしれません。
新しい環境でワクワクしながら過ごしたいのに、体調が悪いと楽しい気持ちも薄れてしまいますよね。

最近では、シックハウス症候群の対策ができる建築材料があることが分かり、実際に建物へ使用されることが多くなっています。
では、その建築材料とは何なのかについて、ご紹介していきます！是非ご覧ください。

シックハウス症候群って何？

「シックハウス症候群」とは、建材や家具などから発生する化学物質が原因で、人間に対して有害なものとなっています。
例えば、新築の家に引っ越した際、または家の中をリフォームした際に、風邪に似た症状が出たり、目がチカチカしたり、湿疹などが出たりすることがあります。

最近の住宅は、気密性・断熱効果が共に向上しています。
隙間を少なくすることで、冷房や暖房の効き目を100％に近くしてくれています。光熱費の節約になったり、省エネになったりするので良いことですよね。

しかし一方で、「空気が溜まりやすい」というデメリットがあります。
福井では冬に「ファンヒーター」を使用することが多いかと思いますが、建築会社はその使用をオススメしていません。それは、屋内に一酸化炭素が溜まりやすいからです。

シックハウス症候群の原因は、以下のようなものがあります。

◆建築材料：接着剤、壁紙、合板、塗料からの化学物質
◆家具、じゅうたん、カーペット：接着剤、防虫剤からの化学物質
◆ダニ・カビ、生活用品（タバコ・芳香剤・暖房器具など）：空気汚染
◆体質：アレルギー、ストレス

建築材料だけでなく、普段使用している物や、その人の体質などによってもシックハウス症候群になる可能性があるので、驚きですよね。

シックハウス症候群に関しては、こちらの記事で詳しく解説しております。
気になる方は、是非こちらの記事もご覧ください。

シックハウス症候群って？

新居で安心して暮らしたい方へ

シックハウス症候群にならないようにするためには、上記でご紹介した原因について対策をしていくことがオススメです。例えば、以下のような対策が考えられます。

◆窓やドアを開けて換気をする
◆換気扇を付ける
◆掃除をこまめにする
◆空気清浄機を置く
◆体の抵抗力をつけ、健康に努める

これは、あなた自身で行うことができることばかりです。
しかし「建築材料」については、使用している素材そのものの配慮が重要となってきます。

2003年7月、建築基準法の改正によって、シックハウス症候群の原因の中で濃厚である「クロルピリホス」と「ホルムアルデヒド」についての規制が行われました。

◆クロルピリホス→全面禁止
◆ホルムアルデヒド

→内装仕上げ：面積規制
→天井裏：放散の少ないもの、または換気設備で換気ができるようにする

また、ホルムアルデヒドを使用するしないに関わらず、「換気設備」の設置が義務付けられました。
使用する建築材料は、JAS（日本農林規格）やJIS（日本工業規格）の表示マークが変更になっています。
ホルムアルデヒドの放散量によって、制限なし、面積制限あり、全面禁止などが一目で分かるようになりました。

つまり、様々な対策が法律に基づいてきちんと行われているということですね。

こんな建築材料があります！

しかし、シックハウス症候群にかかる可能性はゼロではありません。そこで、以下のような2つの建築材料がありますので、ご紹介します。

◆化学物質吸着・吸収材料
◆化学物質分解材料

化学物質吸着・吸収材料とは、VOC（揮発性有機化合物）を吸収する材料です。
代表的なものとして、「珪藻土」や「炭」などがあります。多孔質が特徴となっており、表面に小さな穴があるため、そこに化学物質を吸収してくれるのです。
珪藻土は塗り壁や天井に使用することができます。また、炭は床下に敷き詰めることができます。

化学物質分解材料の1つとして、アルデノンという化学物質を再生紙に染み込ませたものがあります。
アルデノンは、ホルムアルデヒドを分解してくれます。家具やクローゼットに「紙」として敷くことができます。

また、酸化チタンというものもあります。
太陽の光で酸化するという光触媒効果があり、化学物質を分解してくれます。内装材である塗り壁やパネル、仕上げ材などに使用することができます。

さいごに

建築材料によるシックハウス症候群の対策は、その家で暮らすアナタ1人で解決できることが難しいです。
建築会社、リフォーム会社と話し合い、何の材料を使用するのか、シックハウス症候群に関する何かしらの対策は行っているのかについて聞いてみることをオススメします。

Filmでもリフォーム会社を紹介させていただくことが可能です。
お困りの点、お悩みの問題がある方は是非ご相談ください。

新しい環境で安心して過ごすことができるように、建築材料についても目を向けてみてくださいね。