消費税が、平成２９年４月に８％から１０％に

消費税が、平成２９年４月に８％から１０％に上がるというニュースを耳にしたと思います。住宅のような大きな買い物の場合は何千万円もするので、たった２％でも数十万円になってしまいます。家を建てるための手数料も、火災保険料も、すべてが高くついてしまうのです。誰にでも、費用は少しでも安くしたいという思いはあります。特に、２０代から３０代の若い夫婦の場合は、子供もまだ小さいですし、住宅ローンだけでなく、教育ローンなども重く圧し掛かってくるのです。

家を建てたい人はのんきに考えている暇はありません

しかし、平成２９年４月なんてまだまだ先の話じゃないか、とのんきに考えたいると大変です。建売住宅を買いたいという方は別ですが、自分たちで一から全部決めて建てたい、と考えている方は、できるだけ早く決断する必要があります。

というのも、１０％に上がるのが平成２９年４月なので、平成２９年３月末までに、建物の引き渡しを受けなければ、消費税８％は適用されないのです。

平成２９年３月なら、まだ時間があるじゃないか、と思うかもしれませんが、建物が完成するまでには、契約を結んで着工してから、大体４～６か月はかかると言われています。つまり、平成２８年９月までに契約をしないと、間に合わなくなってしまうというわけです。しかし、家を建てると決めてから、すぐに契約できる人はいません。

ひとつひとつを話し合って納得のいく家に

家族でどんな家がいいか話し合ったり、あちこちのモデルハウスを巡ってみたり、どこのハウスメーカーにするのか、または、地元の工務店の方がいいのか、など様々な意見を家族同士で出しながら、比較検討する時間も充分必要です。

そして、どこにお願いするか決まった後も、何度も担当の方と家族とで話し合う時間が必要です。どんな間取りプランにするかだけでなく、さらに具体的なことも、例えば、キッチンはどのメーカーのどんなタイプのにするか、バスルームはどんなふうにするか、壁紙は各部屋どんなものにするかなど、ひとつひとつを話し合って、悩みながら決めていくのが大事です。

一生に一度の買い物、後悔だけはしたくない

一生に一度の大きな買い物ですから、後で後悔することの無いよう、本来は時間がかかってもじっくり決めたいところです。特に間取りの細かい点は、自分たちが暮らしやすいように、何度も修正を加えながら完成させるべきなので、消費税８％に間に合うように、期間ぎりぎりにあせって契約する、という事態は避けたいものです。

一生に一度の買い物なのですから、後悔しないものにしましょう。