冬になり、洗濯物がなかなか乾かない季節になってきました。洗濯物をしている主婦の方は、天気予報や天気の様子を気にすることが多くなったのではないでしょうか。

ここでは、洗濯物を乾きやすくするための方法をご紹介しています。是非ご参考にしてください。

なぜ冬は洗濯物が乾きにくいの？

洗濯物がなかなか乾かないと、生乾きになり、イヤな臭いが発生してしまいます。

再度洗濯をしないといけなくなるので、手間ですよね。早朝、仕事に行く前に洗濯物を干し、夜帰宅した時にまだ乾いていないと、なんだかガックリしてしまいます。

夏よりも冬の方が空気が乾燥しているのに、なぜ洗濯物は乾きにくいのでしょうか？
それは、「気温」が原因です。冬は、日が昇るのが遅く、沈むのは早いですし、気温が低く風が冷たくなります。また、朝方や夕方の早いうちから気温が下がり、家の中も外も冷え込んできます。

日中乾かしておいたのに、取り込むのが遅くなってしまい、洗濯物が湿っぽくなってしまったという経験はありませんか？
それは、気温の低さが原因です。気温が低いことによって、洗濯物に含まれる水分が空気中へと蒸発しにくい状態を作ってしまうのです。

気温は、太陽の日差しと関係しています。
晴れは太陽の日差しを多く浴びることができるので気温が上がりますが、雪や雨が降っていたり曇りだったりすると、太陽の日差しがなく気温が上がりません。つまり、気温が低い冬は、洗濯物が乾きにくいのです。

ちなみに、生乾きによるイヤな臭いは、「カビ」が原因です。湿気を成長のエサとするカビは、洗濯物にも発生しやすいのです。

部屋干しor屋外干し？

普段あなたは洗濯物をどのように干していますか？屋外やサンルーム内、部屋干しなどの方法がありますが、それぞれ様々なメリット・デメリットがあります。

サンルームに関しては、こちらの記事でもご紹介しています。

洗濯物の生乾きにはおさらば！おすすめサンルームをご紹介。

日光には「除菌効果」があるので、冬であっても、日光を浴びさせたいという方は、部屋干しを避ける傾向にあります。

しかし、屋外に干している場合は冷たい風にあたって洗濯物が乾きにくいですし、風のあたらないサンルーム内に干していても、気温が低ければなかなか乾きません。

オススメは、日中は太陽の日差しを浴びさせ除菌しつつ、日中よりも気温が下がってきたら部屋干しへ移行することです。雨や雪などで太陽の日差しが出ていない時は、終日部屋干しがオススメです。

しかし、この方法は常に洗濯物と向き合える人でないとできません。専業主婦や、外出している時間が短い方なら可能かもしれませんが、朝から夜まで仕事へ行っている方にはできない方法です。そんな時に便利なのが、以下にてご紹介するものです。

除湿器・暖房器具を使用する

除湿器は、サンルーム内や部屋干しをする時に使用することができます。コンセントが必要なので、サンルームを建てる際には外部コンセントをつけることをオススメします。

除湿器は、その名の通り湿気を取り除いてくれます。洗濯物を干している場所に置くことで、何も置いていないよりも乾くスピードが格段に速くなります。

暖房は、もともと屋内の空気が乾燥しやすい機械です。
つまり、暖房がある部屋で洗濯物を干しておけば、乾きやすくなります。石油ファンヒーターの前に置いても熱風によって洗濯物が乾きます。しかし、石油が燃えて発生するのは、二酸化炭素と水です。そのため、暖房と比べると乾きにくいと言えます。

脱水を2回かける

洗濯機は、全自動のものでしょうか？

除湿器や暖房などでも洗濯物の乾きやすさが追い付かない時、すすぎの後に行われる「脱水」機能を、2回行うのがオススメです。
時間がかかると思われる場合は、前日に「予約」をしておき、干す前に脱水だけを行うようにしましょう。

さいごに

洗濯物は、「カラッ」と乾いていると気持ちが良いですよね。洗濯機の「乾燥」機能を使用して完全に乾かしてしまうこともできますが、衣類の劣化を考えると、やはり洗濯竿などに吊るして干す方が安心です。

気温の変化を感じて、除湿器や暖房などを是非利用してみてください。