マイナス金利の影響？

ニュースなどでも最近耳にするマイナス金利。とても不安になる人も多いでしょうが、実はこれからお金を借りたいという人にとっては嬉しいことになるかもしれません。というより、実はもうなっているのです。

フラット35という言葉を知っていますか？

これは長期固定金利型で借りられる住宅ローンサービスで、住宅ローンの中でも王道といえるサービスなのです。
このサービスの金利が史上最低金利となっているのはご存知でしょうか。
過去には2％や3％というのもあったのですが、2016年3月の金利はなんと1.25％となっており、さらに返済期間が短い返済20年以下で融資率9割以下の場合、利率はさらに1.02％と更に低くなっているのです。
このため、ローンを借りて金利として支払わなくてはならない分が減り、ローンの負担が減るのです。

これはどうしてなのかというと、今話題になっているマイナス金利が影響しているのです。
このマイナス金利とは、金利がマイナスになることです。といっても、あなたの銀行口座の預金利率がマイナスになるというわけでありません。

マイナス金利の影響

国の銀行の総元締めである日本銀行に様々な銀行がお金を預けているのですが、そのうち任意で預けている金額に対して行われます。
日本銀行にお金を預けられるのは日本国内で経営する金融機関で、日本国内の銀行は日本銀行に一定の金額を預ける義務があるのです。更にその上にいくらか預け、ついでに任意でも預金することができます。
日本のマイナス金利とは、この銀行が任意で預けている分に関して行われるものです。パーセンテージにしてマイナス0.1％。とはいえ、仮に1億持っていればマイナス0.1％となり9990万円となってしまうのですから、銀行側としても損をしてしまうでしょう。

このようなことを行ったのは、とても長い日本の不況が原因です。
日本としては日本銀行にお金を預けるのではなく、日本国内に還元して事業やお金を借りたい人に貸してあげて経済を発展させてほしいと考え、このようなことを行いました。
このため、今は銀行の預金金利・定期預金金利なども下がっており、あまり銀行としてはお金を預けてほしくないような雰囲気すらあります。

とはいえ、このような状況になったら借りるのにはいいチャンスです。
借りて欲しいという銀行側の期待もあり、最近では金利が安くなる傾向があるのです。史上最低金利となった今のほうが借りやすく、場合によっては審査にも通りやすいという噂もあります。