共働きの夫婦が組む２つの住宅ローンのパターン

マイホームを手に入れたいのだけど、住宅ローンが心配。という人もいるでしょう。住宅ローンの契約には多くの種類があり、それぞれの家庭の状況によって、メリットのあるものも変わってくることはご存知でしょうか。ここでは、最近、ニュースでもとりあげられた、共働き夫婦向けガン保障特約付き住宅ローン保険について説明します。

言葉だけ聞けば、何それ？と思う人も多いと思います。そもそも、共働きの夫婦が住宅ローンを組むパターンは大きくわけて２つあります。１つは夫と妻が、それぞれの収入をもとにローンを組むペアローン型です。もうひとつは夫婦の収入の合計をもとに夫婦共同名義でローンを組む、連帯債務型になります。ペアローン型の場合、夫と妻が団体信用生命保険に加入する為、夫婦のどちらか一方に万が一のことがあっても、ローン残高は片方しか０にならないことになります。これに対して、連帯債務型の場合、連生団体信用生命保険（連生団信）に加入する為、夫婦どちらかに万が一のことが起きた場合に住宅ローンの残高を０にすることができるものもあるのが特徴だといえます。

ガンと診断されたらローン残高が０になる？！

今回発表された、共働き夫婦向けガン保障特約付き住宅ローン保険では、夫婦どちらかに万が一のことが起こった場合に、ローン残高が０になるという保険の適用範囲をガンと診断された場合まで拡大させた保険となり、日本国内では初めてのケースだった為、ニュースでとりあげられたという訳です。 住宅ローンは長い間支払っていくものなので、将来的な健康面での不安はあると思います。特に共働き夫妻の場合、夫婦のどちらかがガンと診断された場合、問題は収入が減るだけではありません。病気に対するケアも必要になりますし、なんといっても、先進医療を利用して治療すること等の、医療費の問題が出てくるのは明らかだといえます。

現在は、発売されたばかりなので、一部の金融機関でしか取り扱いはありませんが、いずれ取り扱う金融機関も増えてくることと、他の保険会社もこの保険に追随する様な保険を出してくることが予想されるので、ローンを組む際の選択肢がまたひとつ増えたということができます。 この共働き夫婦向けガン保障特約付き住宅ローン保険の様に、保険会社各社が契約者にとって利便性の高く、メリットや恩恵を受けることのできるサービスを提供してくれることによって、ますます共働き夫婦がローンを組みやすい環境が整えられていくことを期待したいものです。