日銀のマイナス金利がニュースで話題になっていますね。世界的には金融不安で難しい局面を迎えていますが、一方でプラス面もあります。それが住宅ローンの金利の低下です。空前の低金利になっていますので、これから借りる人は勿論、既にローンを抱えている人も、他の金融機関に乗り換えることによって、総支払額が大幅に減るケースが多くあります。住宅ローン見直しのチャンス到来ですね。

しかし実は乗り換えが出来ないケースも中にはありますので、新しい金融機関に申し込みをする前にちょっと簡単に考えてみましょう。

１．ローン契約者の健康状態は大丈夫ですか？

住宅ローンでは契約者に団体信用生命保険の加入が義務付けられています。前の金融機関で借りる時は健康でも、現在病気を抱えていると審査が通らないケースがあり注意が必要です。

２．返済負担率はクリアできますか？

住宅ローン以外にオートローンや教育ローンなどを借りているケースでは、それらのローン返済額も加味されて判定されます。基準を超えていると借り入れが出来ないケースがあります。

３．物件の価値が大きく下がっていませんか？

住宅値下がりなどで、お住まいの住宅の価値が大幅に下がってしまっている場合は、担保価値割れとなってしまい、全額を借り入れ出来ない場合があります。その場合は差額を一括で支払い、借入額を圧縮する必要があり面倒です。

主としてこの３つがポイントとなります。

それぞれご自身でチェック出来る項目ですし、物件価値も近隣の相場や建物の減価率などから簡単に算出することが出来ます。特に問題なのは１のローン契約者の健康状態ではないでしょうか。ローンを借りた時は若く、健康状態が良好でも、歳を重ねるごとに段々持病が出てくるものです。人間ドックの結果などを参考に慎重に判断してみる必要があります。この項目で引っかかると出し直しは勿論出来ません。ともかく絶対条件になりますので、申し込むかどうかを判断するには最も重要なポイントとなります。

金利が少しでも下がれば総支払額はとても大きく減る場合が多いです。また、この機会にもう一度ご家庭のライフプランをご検討されるチャンスでもあります。前のローンを申し込んだ時と今ではご家族の状況が違っていることも多いはず。支払い期間や月々の返済額、ボーナス時の返済額などを現在の状況に応じて考え直して見れば、総支払額と合わせてとってもお得で家計が楽になることも十分考えられます。ともかく今すぐチャレンジ！応援しています！