旅行、色々な目的を持って計画を立てますよね。今回私達夫婦が選んだのは都会の喧騒を忘れさせてくれて、澄み渡る空気と美味しい水に心身共にリフレッシュできる癒しの場所を求めて、立山黒部アルペンルートに決めました。 お互いの仕事の休みの都合上２泊３日というちょっとタイトかな、と感じる日程で予定を組みましたが、実際行ってみて十分満喫出来る日程だったと満足しています。

立山黒部アルペンルート

まず立山黒部アルペンルートは特殊な旅先で、山の尾根に当たる部分をケーブルカーやトローリー電車に揺られて、一方通行で全てのルートを楽しむか、途中の黒部ダムで折り返して同じ道を帰るかという２パターンから選ぶ必要があります。

前者の場合、車で行ったら回送してもらう必要もあるので、予算も膨らみます。でもせっかくなので日程を最大限充実させる為に、富山側で車を降りて、専門業者に車を回送してもらう一方通行のルートを選択しました。

立山にある山間のホテルに宿泊予約をして、天然温泉にもゆっくり浸かって美味しい料理に舌鼓しました。 天気にも恵まれて、早朝のみくりが池をぐるりと歩く散歩は細胞の隅々まで元気になるような気持ち良さを感じました。 夏前だったので、真っ白な「らいちょう」を見る事は出来ませんでしたが、茶色の可愛らしい子供を連れたらいちょう親子に遭遇しました。

異次元の世界を体感

ここから本格的に登山を楽しむ人も多いと聞きましたが、私達は２泊しか時間がないので、普段靴で十分歩ける範囲を散策して帰りました。登山用具を一切持たないこうしたケースでも、標高は２５００メートル付近なので十分高山地帯に来たな、という実感はあります。

夏と言っても長袖は必須でした。 特に朝夕の涼しいを通り越した冷え込みは平地の冬？！と思う程です。必ず長袖（しかもやや厚手の）と変わり易い山の天候を考慮した雨具は必須アイテムだなと実感しました。

もし旅行を予定されている方は是非荷物に追加してください。後悔はしません。

黒部ダムの巨大さには驚かされるばかりで、圧倒されました。丁度放水時間に間に合った為ダイナミック且つ人間の知恵と努力の結晶と大自然の融合を見る事も出来ました。黒部ダムの歴史は映画で見たことがありましたが、実際に行ってみて人間って、自然とはすごいなと実感しました。百聞は一見にしかず、体感するとより映画も臨場感を持って観る事が出来るようになりました。

登山をしなければ、２泊３日でも十分楽しめるし、何より異次元の世界に行ったようなリフレッシュ感に大満足して帰りました。