自然の神秘があふれる場所

富山県魚津市。背後にそびえたつ立山連峰。目の前には富山湾。自然があふれるとてものどかな街です。
街のキャッチフレーズは「蜃気楼の見える街」。とは言ったものの、常に見えるわけでもなく、旅行の途中で出会うことが出来れば、すごくラッキーなのです。

魚津市は、黒部川の扇状地にあり、富山県の県庁所在地である富山市から電車で20分程。車でも30分ほどのところです。

観光スポット

この自然あふれる魚津市にはいくつもの魅力ある観光スポットがあります。先ほど紹介した、街のキャッチフレーズにもなっている蜃気楼はもちろんの事、青白く幻想的な光を放つホタルイカ、そして近くには日本海側では最も歴史が古いと言われている水族館もあります。

実は、ホタルイカにも蜃気楼にも観光シーズンがあるのをご存知ですか？どちらもシーズンは春先なのです。立山連峰から流れ出した冷水と富山湾の海水の温度が関係しているのです。

春先に魚津市を訪れることが出来れば、運が良ければその両方を楽しむことが出来るかもしれません。地元のテレビ番組では、「今日の出現指数」というコーナーがあり、情報を毎日提供してくれます。

また、実際に出現した時は、花火が上がったり、広報車が走ったりします。是非、その様なことが旅行中に起こるといいですよね。
次にホタルイカですが、こちらは月と関係しています。ホタルイカの青白い光はとても幻想的ですが、常にそれがよく見えているわけではありません。月が新月となる時がいいのです。

その日は、身投げするかのように岸辺に近づいてくるのです。魚津市は身投げのスポットの一つなので、新月の時にタモをもって行ってみて下さい。

海から海岸に身を投げてくるホタルイカを、キャッチすることが出来るはずです。

みんなが行きたくなる街

このように魚津市は自然の魅力があふれる素敵な街です。しかし、自然が相手なので、せっかく旅行で訪れても遭遇できない場合もあります。そのようなときは、是非魚津埋没林博物館を訪れて下さい。

ここには文字通り、富山湾に埋もれてしまった森林の跡を埋没林という形で見ることが出来ます。

海底に残っている大きな根っこから、太古の魚津の姿を連想するのも楽しいものです。埋没林だけではなく、蜃気楼についても展示もされています。

シミュレータを使ってそれを見ることが出来るのです。

自然の神秘あふれる魚津市、一度の旅行で自然の神秘に出会うことは難しいかもしれませんが、何度も訪れたくなる場所であることは間違いありませんね。