農家民宿ってなんだろう？

今、新たな旅行・宿泊施設の形である「農家民宿」が全国に広がりつつあり、人気が徐々に伸びています。そもそも農家民宿とは一体どんなものなのでしょうか。

農家民宿とは、農業を営む農家のおうちを旅行者に宿として提供する、という新たな形式の宿泊施設のことを指します。宿泊する客は、その文化に触れたり農作業体験をしたり、大きな自然に触れたり、といったように近年のキーワードとなっている「スローライフ」の象徴的な体験ができるのです。

全国のおすすめの農家民宿をご紹介

さて、全国にはいくつか農家民宿がありますが、その中でも有名かつおすすめな施設をご紹介します。

まずは奈良県五條市にある「Cafe＆農家民宿こもれび」です。奈良県・吉野にある柿を中心に栽培している柳澤果樹園が運営する宿泊施設であり、一日一組限定ではあるものの、おしゃれかつ清潔感のある建物でゆったり過ごすことのできる施設です。ウッドデッキやカフェが併設されているため、良く晴れた日には景色を眺めながら日光浴なんていかがでしょうか。

次に、長野県山ノ内町にある古民家を再生させた民宿「のうぎょうみんしゅく一風」もおすすめです。桃・りんご・巨峰といった果物の収穫体験や、名物のそば打ち体験が格安で楽しめる宿であり、昔ながらの畳の間、そしていろりなどが古き良き日本の生活や文化を思い出させてくれる、とても良い環境で過ごすことができます。

また、同じく長野県下伊那郡豊丘村にある「農家民宿ひがし」は築100年をこえる古民家宿であり、非常に雰囲気のある宿です。こちらも一日一組限定であり、一棟貸しなので安心して過ごすことができます。野菜の収穫体験や田舎の体験はもちろんのこと、南信州の大自然のおいしい空気を存分に吸い込んで、癒されましょう。

福島県南相馬市原町区にある、「農家民宿 いちばん星南相馬」もぜひ訪れてみてほしい宿のひとつ。大自然の中にあり、その生活を体験することはもちろんのこと、大いなる自然に抱かれて土の香りや森林浴、さわやかな風を感じましょう。福島の大自然で育ったみずみずしい野菜をたっぷり堪能でき、また店主による手作り料理をじっくり味わって、夜は満天の夜空を眺めましょう。

三重県志摩市阿児町にある、「農家民宿 源」はサーフィンで有名な街であるものの、観光地・リゾート化されておらず、のんびりとした空気が味わえます。海の側にある、のんびりと流れる時間を楽しみましょう。まさにスローライフですね。