なにここ日本!?旅行におすすめ「星の箱舟」青ヶ島とは

2016.03.04 -----

なにここ日本!?旅行におすすめ「星の箱舟」青ヶ島とは

世界中から旅行先として注目されている青ヶ島

青ヶ島は、東京都から南に358km先に位置している離島です。人口はたったの160人で、日本で最も人口の少ない村です。しかしこの島には様々な魅力があるので、世界中から旅行先として注目されています。青ヶ島へは本土からの直行便がないので、八丈島を経由します。羽田空港から飛行機でおよそ1時間か、竹芝桟橋から船を使って11時間かけて八丈島まで行きます。八丈島からは滅多に乗る機会はありませんが、ヘリで20分かけて到着します。ほとんどの場合、船に2時間30分乗って行くことが多いです。飛行機は予約でいっぱいで、船の就航率も50%~60%と、誰でも簡単に行ける場所ではありません。

幻の焼酎、青酎

青ヶ島には幻の焼酎と呼ばれる青酎があります。さつまいもを原料にしていて、度数が30度と強めですが、スイートポテトを食べているかのような甘味があります。なぜ幻かというと、造っている人が少ないため本土には出回らないからです。ここでしか飲めない貴重なお酒です。

青酎の中でもおすすめなのが、恋ケ奥です。恋ケ奥とは地元の場所のことですが、そこは溶岩石が多いので農作物が育ちません。人があまり通らないので、自然はそのまま受け継がれ樹齢100年を超える天明の大杉がそびえ立っています。恋ケ奥はの青酎を飲むと今までの麦焼酎には無かったインパクトを受けますよ。まろやかな口当たりなので、ストレートで飲むのがおすすめです。

星の箱舟と呼ばれる青ヶ島の魅力

青ヶ島は星の箱舟と呼ばれることもあります。その由来となっているのが、美しい星空です。島の最北端では牛が数頭だけ飼育されているだけなので、夜になると民家や外灯による明かりが存在しません。星空を惜しむことなく見渡すことができます。都会のようにネオンや騒音に邪魔されることのない空間で、天気の良い日は天の川まで見られるんです。

さらに青ヶ島には、地元の言葉で「ひんぎゃ」という噴気孔がたくさん確認できます。島自体が活火山を取り囲むように位置し、繰り返される火山活動によって、カルデラが形成されています。噴気孔からは今でも煙が出ていますが、地元の人は火山の噴火は恐れないで、むしろ地熱を使って釜やサウナを作っています。地熱釜は内部に熱気を閉じ込めることで、食材を温めます。民宿では、卵や魚、ジャガイモなど島で獲れた食材を使って地熱釜による調理を見せてくれます。地熱は24時間利用できるので、星空を眺めながらホクホクの食材をほおばるのもいいですね。

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