今どきの押入れ事情

押入れというと、布団を収納するためにスペースと考えるのが一般的ともいえますが、最近では、押入れをさまざまな用途に活用する人が増えているようです。DIYが好きな人にとっても、魅力的なのが押入れといえるのかもしれません。

押入れを、布団の収納場所という面でとらえることなく、もっと幅広い観点からみてみると、しっかりと作られた小さな空間であるということに気が付くことでしょう。

押し入れのままじゃもったいない？

最近は、カプセルホテルなど、小さな空間であっても、テレビなどの設備が整えられ、居心地の良い空間として成り立っているケースもあるので、そのような小さなところの方が、落ち着くと考えている人も少なくないのかもしれません。

また、書斎が欲しいと思っても、家の間取りの都合で、不可能な場合でも、DIYを楽しみながら自分のお気に入りの場所を作っていくと考えると、押入れというものは、無限に可能性の秘められた場所であるともいえるのでしょう。 もちろん、書斎だけではなく、キッズスペースとしても最適といえるかもしれません。2段ベッドが欲しくても、部屋が狭くて、置くことができない場合にも、押入れを改造すれば、備え付けの2段ベッドが部屋にあるようなものです。

しかも、たいていの場合、押入れというところは、布団の収納のために考えられたスペースであることから、通気性もある程度確保されているので、工夫次第では、居住性も良いといえるかもしれません。

子どもから大人まで

キッズスペースにするのであれば、押入れに壁紙を貼ったりすることで、印象が大きくことなることでしょう。まさに、子ども部屋といえるような、かわいらしい部屋にすることも可能です。そのような改造を子どもたちが自分のアイディアで実行するのも良いといえますし、押入れであれば、扉もついているので、少々にぎやかになったとしても、扉をしめてしまえば問題ないともいえます。また、その扉を外してしまって、開放した空間にするのもアイディアのひとつといえるでしょう。

書斎にするには、大人には扉は邪魔になってしまうことでしょうから、取り外したほうが有効活用できるかもしれません。人によっては、扉もしめて、電気をつけた方が落ち着くという人もいるかもしれませんが、そのような場合でも押入れの中に電気スタンドなどを持ち込むことで、手軽に実現できてしまうのが魅力ともいえそうです。

押入れには、その人の好みとアイディアによって、無限の可能性が秘められているといえそうです。