近頃は「フリーランス」といった言葉が流行しているように、個人事業主、いわゆる会社員ではなく自分で仕事をするスタイルの人がとても増えてきています。
IT系のみならず、サロンや工事業などでも個人として独立しフリーランスで仕事をする人はとても多くなっています。

我が家の妻も、ネイリストとしてフリーランスで活動中です。フリーランスならば時間を気にすることがないので育児との両立がしやすいですし、とても伸び伸びと自分のやりたいことを仕事にしています。

しかし、フリーランスは自宅での作業になることが多いため、自宅に作業スペースを設ける必要があります。
いざ家を建ててから作業スペースを確保しようというのはなかなか大変です。

自宅でお仕事をする人のため、最初から作業スペース、ワークスペースを作っておくと便利かもしれませんね。

生活空間との区別

自宅でお仕事をされる方の多くが不安に思われるポイントではないでしょうか。

「普通、仕事は会社へ行って行うもの」
そんなことが常識になっている日本ですが、海外では自宅でお仕事をされるのもなんら変わったことではありません。
しかし、家はあなた一人のものではありませんよね？一緒に生活する家族がいます。あなたが仕事をしやすい空間を作ったとしても、家族が生活しにくい空間になってしまってはいけません。

自宅を仕事場所にするならば、ここからは仕事用のスペース、ここからは生活する家族のスペース、と空間はしっかりと分けましょう。
一緒にしてしまった方が生活しやすいように感じるかもしれませんが、実際に生活してみるといろいろと不便が生じます。
我が家も最初は妻のネイルスペースがキッチンの一角に作られていました。

お客さん？お友達？

全く接客のないお仕事ならば関係ないかもしれませんが、通常業務で接客がない仕事でも打ち合わせやミーティングなどでワークスペースを使用することはありますよね。
そうやってお客さんが来たとき、他の家族から見てみればそれがお客さんなのか、お友達なのかわかりません。

自分の家、しかも生活スペースに知らぬ間に知らない人がいる。
これはあまり気持ちのいいものではありませんでした。自分の家のはずなのに、なぜか気を使って部屋を移動しなければいけませんでした。
お客さんが来て仕事をしているのかと思えば、友達になってキッチンでずっとしゃべっているなんてこともしばしば…。

子供もお母さんの友達が来た！と感じるのかお客さんが来た時には走って行って抱き着きます。一緒に遊んでほしくてくっついて回りますし、妻も仕事がしにくそうでした。
でも子供からして見れば、いつもご飯を食べている場所に人が来たので「友達」としか感じなかったのかもしれませんね。

そんなこんなで、住宅兼、仕事場といった場所づくりに限界を感じました。

ガレージをリフォーム

そこで、我が家はガレージをリフォームし妻のネイルサロンを建てることにしました。
妻のための仕事場所なので水回りの設計から、床や壁、細部の設計まで妻のお気に入りのもので揃えました。やはり自分の仕事場所は自分の好きな空間を作りたいですよね。

家と続いた場所に仕事場所があるので、妻も仕事がしやすそうです。
何かあればすぐ家に入れますし、子供が家にいても安心。
子供にも「あの場所はお母さんの仕事場所」と教えれば、その場所へは行かなくなりました。お母さんが仕事中にはしっかりと待っていて、ネイルが終わって子供を呼びに来ると喜んで走っていきます。それでも仕事場所には入ってはいけないと思っているのか、玄関の前でお客さんが出てくるのを待っています。

僕としても、家の中にお客さんが来ることが無くなったので、当然ですが伸び伸びと生活できています。
生活空間と仕事場所、この空間を完全に区別したことで家族全員、楽しく過ごせています。

仕事

仕事なので、楽しいだけではいけないとも思いますが、なんといっても楽しい環境でなければしっかりと仕事ができませんよね。
これは会社でも同じかと思いますが、会社の場合は会社が社員が仕事しやすいように環境を整えてくれていることでしょう。でもフリーランスの場合は自分だけなので、自分でその環境を整えなくてはいけません。大変なことかもしれませんが、その作業がやはり個人事業の楽しさで、自分好みの場所を作ってその場所で仕事をする。
部屋づくりだけでは無く、家の建築前から計画しておけば生活の一部として仕事を当てはめられますし、仕事をさせられるのではなく「自分がしたいから仕事をする」その感覚になっているように感じます。

お子さんがいる場合でも、自宅でのお仕事だととても楽しそうです。子供も常にお母さんと一緒にいられるので楽しそうにしてくれています。
フリーランス、個人事業を行う人は一度お家の設計を考えてみてはいかがでしょうか。
自分好みの空間を作り、その場所で伸び伸びと仕事をする。仕事に対する価値観が変わるかもしれませんね。

Filmではそういった自宅兼、仕事場所といった設計もサポートさせていただきます。
経験豊富な工務店さんを紹介できるので、あなたの生活スタイルにあった家つくりが可能でしょう。
家のことは気になっているけれど、なんだか不安で一歩踏み出せていない、そんな人も一度ご相談ください。営業としてではなく、あなたのサポーターとしてご相談に乗らせていただきます。

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