家の中にお気に入りの場所があると、家事や育児、お仕事の合間にもほっと安らぐことができますよね。
天気の良い日に、のんびりと太陽の光を浴びながら、ゆっくりとお茶を飲むなんて、最高です。
そんな安らぎの時間を演出してくれる、濡れ縁についてご紹介します。

濡れ縁とは？

濡れ縁というと、あまり聞き慣れない言葉ですが、昔の漫画などでよく、縁側に座っておばあさんがゆったりとお茶を飲んでいるシーンがありますよね。
そのおばあさんが座っている部分を、濡れ縁と言います。

もう少し具体的に説明すると、縁側の部分が外に出たもののことで、雨風を防ぐものが何もなく、雨に濡れる縁側のことです。雨が降ると濡れてしまうことから、濡れ縁、と呼ばれるようになったようです。
洋風なお家によく作られているウッドデッキと少し似ていますが、濡れ縁はそこまで広くなくて、住宅からの出幅もあまり長くなく、コンパクトに腰掛ける形で使用するもののことです。
ウッドデッキは、その上にテーブルを置いたり椅子を置いたりするものが殆どで、スペースも必要となり、お手入れも大変。

そこまで手軽に楽しめないのが難点ですが、濡れ縁は、少し太陽の光を浴びてほっとするなど、とても気軽に、お家が狭いご家庭でも楽しんで頂けるのが特徴です。
日本人のコンパクトな住宅環境の中で、手軽に癒しを取り入れることができるので、おすすめです。

様々な種類の素材があります

最近では、使われている素材も様々な種類のものがあります。
昔ながらの天然木の他にも、水はけがよく、手軽に手に入り、錆びないのでお手入れが簡単なアルミ製のものや、最近では、一番人気である人口木製のものが多く知られています。

人口木製のものは、アルミのように温度を反映しすぎず、ほっと安らげるぬくもりを保ちながらも、アルミのように高いメンテナンス性を兼ね備えた素材です。
雨にさらされるので、お手入れが気になってしまう方も多いと思いますが、このように様々な素材が登場しているので、あまりお手入れの心配をせずに、楽しむことができます。

濡れ縁で日々の癒しを

家の中で休憩するよりも、濡れ縁で日の光を浴びながら、ほっとお茶を飲み、育児や家事の疲れを癒すのは、深いリラックスという面においても、とても素晴らしい効果を及ぼしてくれます。

コンパクトな日本の住宅環境に最適で、お手入れも簡単な濡れ縁は、毎日の生活を楽しくしてくれること間違いなしです。日本人として、和の素晴らしさを再認識し、ぜひのんびりと、気持ちよい生活を楽しんでみてはいかがでしょうか。