伝統×個性「床の間」自分だけのお気に入りアート空間

2016.03.15 -----

伝統×個性「床の間」自分だけのお気に入りアート空間

和室の床の間は、日本の四季と自然の良さを取り入れる場所

日本家屋の伝統的な作りである和室の床の間は、日本の四季と自然の良さを、暮らしの中にそれとなく、取り入れる場所でもありました。お客様をもてなす時には、香を焚いてお迎えしたり、季節に合わせた掛け軸を飾って四季折々の花を素朴に活け込みました。それは、恐らく、日本人の持っている心のゆとりと、四季のある日本の気候を生活の中に取り入れる事で、こころに潤いを感じてきたのでしょう。

花を活ける事でも特に高価な花を買って来て、活け込むのではなく、野に咲いている草花をそれとなく、素朴な花器に活けました。そこへ、自由なアート空間だったと言えるでしょう。

そのように使った床の間ですが、現代的に発想を自由にして自分流の個性溢れる空間にしてみては、どうでしょう。

季節に合わせて置物を変えると日本の四季が味わえる空間に

ただし、あくまでも和の設えにこだわる事が、ポイントです。お雛祭りの時は、それにあった金屏風を置いて、内裏雛を飾る場所とてみます。特に大きくなくても、ほんの小さな置物でも風物詩として現代的に飾ることができます。端午の節句でも同様です。菖蒲の花をモダンに添えて置いて見る事も面白いでしょう。

お香に変わって、アロマにして、夏は、金魚の絵柄や涼しげな滝つぼを思わせる小さな屏風を立てたり、手ぬぐいの夏らしい柄を選んで、額に入れて置いても素敵です。秋には、紅葉やどんぐりと言ったおきものを、お盆に置いてウメモドキの枝を花瓶に一本入れて置くと良いでしょう。また、お正月こそ、床の間の出番です。鏡餅に松竹梅と千両を飾れば、日本のお正月が味わえるのです。

普段の生活では、モダンなアートをそれとなく取り入れましょう。畳は縁の無い沖縄畳が合うでしょう。座布団もそれに合わせて、モダン柄にしてみます。障子から溢れる光が調度良い柔らかな明るさを演出してくれます。

和を意識している事を忘れないで造っていく事

くつろぎの場所は住む人の個性で決まります。それが、お気に入りの場所となり、一日の疲れをとる場所になっていくのです。伝統とモダンな佇まいを考えるとき、否定するのではなく、調和していく事を考えて、演出してみます必ずキーワードとして、和を意識している事を忘れないで造っていく事です。

そこに、これからの日本の住宅の面白さが生まれ、他に無い住み心地の良さができてくるのです。

現代建築には、必ずフローリングの床だけでは味わえない畳の落ち着きを是非取り入れた行きたいものです。また、それが、年月を経た時に独特の味わいとなってくるものです。

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