ハウスダスト、完全にはシャットアウトできないなら

「ハウスダスト」

ハウスダストは、ホコリの中でも特に1mm以下の肉眼では見えにくいもののことを意味しています。ハウスダストには、衣類などの繊維クズ、ダニの死がい・フン、ペットの毛、花粉、タバコの煙、カビ、細菌などさまざまなものがあります。ハウスダストは空気中に舞い上がりやすく、体内に入るとアレルギー症状やぜんそく等を引き起こす原因になることがあります。（株式会社ダスキンＨＰより）

誰の家にも必ずあるハウスダスト。完全にシャットアウトするのが無理なら、「少しでも増やさず、減らす」方法を考えてみましょう。ハウスダストは外から侵入するもの30％、中で発生するもの60％（残り１０%はその他）の比率になっているそうです。
今回は「家の中で発生する60%のハウスダスト」について考えてみたいと思います。
ハウスダストは固まらないと肉眼では確認できません。毎日暮らしている部屋の中で空気中に漂っていたり、家具の裏、ふとんなどに潜んでいます。定期的に掃除をすることで埃、ハウスダストを集めて捨てる、減らすということができればいいのですがなかなか忙しくて難しいですよね。
それなら考え方を変えてみませんか？

「ハウスダストが増えにくい、掃除しやすい部屋作りを！」です。

例えば、背の高い家具は上の面を掃除しようにも手が届きにくいですよね。低ければ十分手が届き掃除もしやすくなります。また家具の上にモノを置くのも極力やめましょう。埃が溜まりやすく、掃除のときも置いたモノと家具の上面をキレイにしないといけないことになります。そのぶん手間がかかりますよ。モノが部屋の中に増えれば増えるほど掃除は大変になりますよね。
なので、ハウスダスト、掃除の面からだと「家具は低め、上面には何も置かない」ほうがいいということになります。あ、もう一つ。扉付の家具もいいですね。扉が付くだけで家具内部への埃の侵入が減ります。
部屋によっても埃が溜まりやすい、溜まりにくいもあります。水や油を使うキッチンとリビングでは変わります。水、油は埃を固めてしまい、そうなると埃は汚れに変化してキレイにするには手間がかかります。残念ながら、ここだけはこまめな掃除が必要になりますね。

目にはなかなか見えないハウスダスト。家族の健康を守るためにも小さい敵との戦いは続きます。
完全に除去は無理なので自分なりのペース、やり方で戦っていきましょう。そうしないと疲れちゃいますよ。

薮下智子
福井お片づけ倶楽部
http://ameblo.jp/yabuchan1111/