健康食として「大麦」が注目されています

（収穫前の大麦　写真:PhoTones_TAKUMA）

今回は、健康的な新しい食習慣として見直されてきた、大麦についてご紹介しましょう。

大麦は食物繊維が豊富で、血糖値の急激な上昇を抑える食品として注目されています。
糖の吸収が穏やかで、腸の働きを整えることからダイエット効果が期待されています。
便秘気味で、ぽっこりお腹が気になるという人にもおすすめです。

大麦には白米では不足しがちなビタミンB1を含み、カルシウムは玄米の2倍近くが含まれています。カルシウムは骨を丈夫にするだけでなく、筋肉の動きにも関わるミネラルですし、ビタミンB1は代謝を活発にする働きがあります。すなわち大麦は、よく体を動かす人にもおすすめの食材なのです。

福井は大麦生産量、日本１位！

全国一位の大麦の産地といえば、福井。
でも残念ながら、地元でもあまり食べられていない大麦。
パンや麦茶なら知っているけど、どうやって食べたら良いのか分からないという人も多いのではないでしょうか。

麦を食べる、といえばまず最初に出てくるのが「麦ごはん」。
米1合あたり、麦大さじ１混ぜて炊いたご飯です。
白米だけで炊いたご飯よりパラリとしているので、とろろ汁をかけたり、チャーハンにぴったりです。

（大麦はふやけにくいのが特徴です）

大麦の粒は、たっぷりの水で15分程茹でて料理に使うことができます。
ぷちぷちとした食感で、これだけでも結構美味しいものです。
サラダに和えたり、スープに入れてリゾット風にしたりとさまざまなアレンジ方法があります。

Sympaでは大麦で作られている珍しいグラノーラを販売しています。
大麦をポン菓子状にしてあるので、牛乳をかけなくても柔らかく、子供から高齢者まで食べやすくなっています。

（大麦とナッツを使ったオリジナルのグラノーラ）

ガーデニングで大麦を育てる

大麦は、寒さ暑さに強く丈夫なので育てやすい植物の1つです。
カントリー調な外観の家や、和の雰囲気にもよく合います。
近くの麦畑から拾ってきた大麦からプランターや花壇のちょっとしたスペースで育てることができ、緑から黄金色へに移り変わっていく葉を楽しむことができます。

（大麦は草丈60~100センチまで成長します）

ドライフラワーにして飾る

黄金色の麦はドライフラワーにすると、お日様のような良い香りがします。
麦の穂のやわらかな感触と、素朴な色合いは他の花にはない魅力の1つです。
リボンで結んだり、花びんに差すだけでも素敵なインテリアになります。

（麦のリース　作品：ドライフラワー グリュ）

雑貨ショップ Sympa