開放感のあるトイレで誰もが落ち着ける空間に

トイレは自分の部屋を持っていても、持っていなくても誰もが落ち着ける空間でありたいものです。部屋の整頓があまり得意でない方は、トイレに置物をあれこれ置くよりも、何も置かない空間にしてみるのはどうでしょう。

元々狭い空間ですからゴチャゴチャした印象よりも開放感ある雰囲気になります。予備のペーパーが山積みになって見えるのは良くありません。せめて真正面に見えないよう、ドア上部につっぱり棒を作ったり、棚の中に保管しておきましょう。トイレ掃除用具が見えるのもできれば避けたいものです。

香りをプラスするだけでゆっくりしたい空間になります

目隠しになるような部分に置く工夫が必要です。殺風景と感じるなら、上ぶたカバーとペーパーホルダーのカバー、マット、スリッパのコーディネートを、壁紙や便器の色と組み合わせて変化をつけてみるといいでしょう。

そして消臭剤だけでなく、ポプリにアロマオイルを垂らしておいたり、お気に入りの香りポットを便器の裏側に置いておくだけで香りをいつも絶やさず、ゆっくりしたい空間になります。

またお気に入りの柔軟剤があれば、フタを開けておくだけでも芳香剤になり一石二鳥です。出窓があるタイプのトイレなら、趣味の物を季節ごとに置き換えて、こだわりある空間が作れます。

特にお子さんがいるご家庭では、ゆっくりトイレも入れないほどお母さんは大忙しの毎日なので、トイレに入った一瞬で気持ちも安らげる場所にしたいですし、トイレトレーニングをするようになったお子さんのためにも、トイレに入るのが楽しいと思える空間作りが必要です。

一番大切なのは掃除を徹底して清潔に保つことです

お子さんが好きなキャラクターや、小さいマスコット、ぬいぐるみを細かいパーツと組み合わせて、動物園仕立てにしたり、お子さんの手作り品を置いたりして可愛らしい空間にすることもできます。

わざわざ買ってこなくてもお部屋でガラクタとなりそうな物が、並べ方次第でその時・その年にあったこだわりある空間を演出できるのです。電球の色も太陽光に近い色温度の昼白色にするか、温かみのある電球色にしてみるのも雰囲気が変わります。

次に取り替えてみるときに気分転換してみるのもいいでしょう。そしてなんといってもお掃除の習慣です。便器周りは飛び散りで、見えなくても異臭を放つ原因になり、せっかくいい香りを放っていても効果がなくなります。

使ったら必ず便座を上げて拭き掃除をしておくと、家族が汚していた飛び散りを長い間放置せずに済みます。置物で飾ったり、素敵なコーディネートでまとめることも大切ですが、掃除がしやすい・掃除がされている空間が何よりも落ち着ける場所です。